日本銀行仙台支店長 岡山和裕氏が講演
~ 理財厚生関連部会主催 金融懇談会 ~
5月25日、当所理財厚生関連部会主催の金融懇談会『変貌する東北経済 人口減少に立ち向かう』を気仙沼プラザホテルで開催し、約50名が参加しました。
講師は、日本銀行仙台支店支店長 岡山和裕氏が務め、日本銀行誕生の経緯や業務紹介ののち、『賃金は上がるのか』『東北地方(宮城県)の人口減少問題』についてご講演をいただきました。
岡山支店長は「賃金と物価が上がらない時代が長く続いてきたが、ようやく物価が上がり、賃金の動向も論点となってきた。昨今、正規・非正規雇用ともに賃金は上がってきている」と説明。一方で、どの業種でも人手不足が問題となっていることを指摘されました。人口減少問題については「東北地方の人口減少の速度が特に早い。未婚率を下げ、出生数を上げるには、雇用と所得の安定が重要であり、賃金水準の高さは人を集める力がある」と、賃金と人口の関係性を話されました。
講演会終了後の懇親会では「コロナで数年ぶりの懇親会出席です」との声が多く聞かれ、近況を語り合い親睦を深めていました。