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◎ 導入事例商会 村伝

職員全体への波及効果でケアの質がレベルアップ


  有限会社 村伝                        ≪気仙沼商工会議所扱い≫


<会社概要>            <訓練概要>
■所在地:宮城県気仙沼市      ■訓練コース:介護員養成コース
■業種:医療・福祉         ■職種:介護サービス
■資本金:300万円        ■訓練生数:5人
■従業員数:60人         ■期間:平成24年5月〜平成24年10月
■URL:http://www.muraden-k.jp/ ■訓練種別:有期実習型訓練(キャリアアップ型)
  1. 制度の活用に取り組んだ目的
     当社は、認知症対応型共同生活介護施設として「地域とともにある」という理念もと、年を重ね介護や援助の必要になった方が住み慣れた地域の中で家庭的な生活を送れるようにと、平成16年9月15日に開設いたしました。
    気仙沼市内に3施設あり、そのうち2施設(グループホーム村伝・グループホーム村伝さいち)は東日本大震災により被災し、グループホーム村伝は現在復旧工事を済ませ、グループホーム村伝さいちに関しては仮設施設にて再開しております。
     有期実習型訓練との出会いは、気仙沼商工会議所での「ジョブ・カード制度説明会」への参加がきっかけでした。
     介護事業は直接の対人サービスであり、多くのスタッフ確保が必要とされるため当社は、資格や経験はなくとも応募可能としたことで人材募集の間口を広くし、適性の見込める人材は初め有期契約で採用する計画を立てており、パート職員・準職員に関しても、意欲ある方であれば正社員登用を検討しておりました。ちょうど5名が該当し社内で検討した結果、有期実習型訓練を活用することとし、実施に対する支援をお願いしました。

  2. 具体的な取組内容
     当社では、有期実習型訓練のキャリアアップ型を実施するにあたり、気仙沼商工会議所・宮城県地域ジョブ・カードサポートセンターの訓練コーディネートの方に来所いただき、次のとおりの手順で行いました。
    1. 訓練カリキュラムの作成
       カリキュラムに関しては、初め難しい作業かとも思いましたが、訓練コーディネーターの方が、全国のジョブ・カードサポーター企業様のカリキュラム見本を数枚お持ち頂き、その中で一番当社に近い内容を選び、多少の変更をかけて作成したので、あまり悩まずに作成できました。
    2. キャリアコンサルティング
       非正規職員の5名の方のキャリアコンサルティングを行い、これからの訓練内容の説明を兼ねて、ジョブ・カードの交付を行いました。5名のうち3名は仮設施設での勤務であるため、それぞれの施設にて訓練コーディネーターの方に来て頂き、キャリアコンサルティングを行いました。
    3. 訓練計画、認定申請書類の作成
       シフト(予定)表により、訓練計画を立てました。5人それぞれシフトが違うため計画表の作成に多少苦労しましたが、訓練コーディネーターの方と相談し、講師となる管理者4名の勤務時間に合わせてOFF−JT、OJT時間を組みました。
    4. 訓練の実施
       5名とも滞りなく訓練を行えました。OFF-JT、OJTどちらも講師はそれぞれ二か所の施設の管理者が行いました。カリキュラムの内容をクリアするという目標の設定があるため、訓練生たちも、目標に向かい普段よりも気持ちの持ち方が違ったように思います。また、ジョブ・カード様式4[評価シート]により評価されるという適度な緊張感もあり、取組の姿勢に良い影響が出ていたように感じました。
    5. 書類関係の確認作業
       5名の訓練日誌と出勤簿を一カ月毎にまとめて、訓練コーディネーターの方に提出し、内容の照合をしていただきました。
    6. 支給申請書類作成
       始めは煩雑な申請書類の記入や、添付書類準備等をどうしようかとは思いましたが、ほとんど訓練コーディネーターの方が進めてくれましたので、結果何も心配はいりませんでした。

  3. 阻害要因とそれを乗り越えるための工夫
     計画表の作成にあたり、訓練生5名それぞれのシフトが異なりましたので、どのように計画を組んだら良いか、訓練コーディネーターの方と相談した結果、できるだけ管理者の就業時間帯に合わせて作成することとしました。
     キャリアアップ型ということもあり、訓練時間の他は通常業務となりますので、これまでの業務も行いながら訓練にてスキルアップを図ることができました。
     また、毎日の訓練日誌の記入については大変な面もありましたが、訓練生、管理者共に真面目に取り組む姿勢が見られ、日誌の中では日々感じていた感情や反省、疑問に思っていたことなどを素直に記入したことにより、管理者からも専門的な指導、メンタルに関する助言等を分かりやすく丁寧に記入しておりました。このことにより、お互いのコミュニケーションを図れ、業務の質の向上にも繋がりました。
     また、訓練コーディネーターの方に一ヶ月毎に5名分の訓練日誌と出勤簿を確認するため、提出をしておりましたので、支給申請に係る書類作成の期限に焦ることなく順調に進むことができました。

  4. 制度内容の活用による具体的な効果
     今回この有期実習型訓練を活用したことにより、訓練生にとっての効果は以下のような効果があったと考えます。
    1. ジョブ・カードを作成することにより、これまでの経験を振り返ることができ、自分の持ち味と課題を再確認することができた。
    2. OJTとOFF-JTの組み合わせにより、仕事に対する意識が向上した。
      (現場で起こる課題→体系的学習により課題を整理できる→改めて現場で活かすことができる)
    3. 訓練日誌を書くことにより毎日の振り返りができ、介護で必要な「気づく力」が養われる。

    また、指導者・経営サイドから見ての効果は以下のような効果があったと思われます。
    1. 指導者は訓練で指導することで改めて専門的な勉強や振り返りが必要となることに気づく。
    2. 指導することが「人を育てる訓練」になり、後進の育成にも繋がる。
    3. 訓練の波及効果でグループホーム内職員全体のケアの質がレベルアップした。
    4. 人材確保、安定雇用のためのキャリアパスのヒントになった。
    5. 今後、事業展開を考える上での継続的な人材育成が可能になる。

    このように、今回ジョブ・カード制度の有期実習型訓練(キャリアアップ型)を活用することで、職員全体としてもサービスの向上、また次に続く非正規職員のスキルアップに関する意識の向上にも繋がるので、今後も該当者がいれば、是非ジョブ・カード制度を活用していきたいと思います。






職員全体への波及効果でケアの質がレベルアップ

(有)村伝


有期実習型訓練の内容 訓練コース名 介護員養成コース Off−JTの実施主体
職務名または教科名 職務または教科の内容 時間


介護基礎実習 指導員の指示による基本的実習(食事介助、排泄介助、更衣介助、入浴介助、清拭、体位変換、移乗、外出介助、リハビリ補助等) 282.5
ケアプラン現場実習 記録の実践、ケアプランの作成、アセスメント 241
OJT計 523.5時間






オリエンテーション 施設概要、訓練内容説明、訓練まとめ 3 社 内
介護福祉基礎知識 医学的理解、心理的理解、家族理解、権利擁護、虐待防止、介護保険、老人福祉法等 10
アセスメント及び計画 サービス計画(ケアプラン)の作成手順 14
能力評価 評価シートでの実施 1
学科計   28時間
実技 コミュニケーション技術 レクレーション技術、利用者との関わり、表情・様子行動観察 12 社 内
基本介護技術 食事、排泄、更衣、入浴、清拭、体位変換、移動、移乗、口腔ケア、ベッドメイキング等 20
実技計   32時間
Off-JT小計        60時間
有期実習型訓練合計      583.5時間
主要な設備機器、教材 居室備品、各種車椅子、各種介護用品


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